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聴覚障害者とは
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耳の聞こえない人のことを指して聴覚障害者(以下、聴障者)という言葉がよく使われます。 聴障者イコールろうあ者と思われがち
ですが、ろうあ者の他に難聴障害者、中途失聴者などの障害者も含まれます。 ろうあ者とは耳が聞こえず、言葉もしゃべれない人た
ちのことですが、難聴障害者とは耳は聞こえないが、言葉が多少しゃべれる人のことです。 中途失聴者は、なんらかの原因(病気・
事故など)により聴力を失ってしまった人たちのことをさして言います。 左耳が聞こえなくなったことを告白した歌手の浜崎あゆみ
もこの部類に入ります。)

障害が軽くて健常者に近い状態の人もいれば、他の障害も抱えていてなんらかの扶助が必要な人もいます。 自分の持っている障害に
対する考え方も、人によって違います。 耳が聞こえないことを死ぬほど苦痛に思っている人もいれば、「何とかなるさ」と楽天的に
考えている人もいます。 聴障者は他の障害者と違い、見た目で障害者と判断がつきにくいので、なかなか障害者であると気づいても
らえないという大きなハンデを抱えています。

聴障者の中には、健聴者と同じように会話している人が少なからずいます。 この人たちは「読唇術」という方法で会話しています。
「読唇術」とは、相手の口の動きを見ることで会話の内容を理解する技術です。 運営者@八代幸也もこの「読唇術」が多少使えます
が、それでも会話に不自由する場合があり、その時には手話や筆談などの方法に頼っています。

聴障者の社会活動を補助するための機械として「補聴器」がありますが、健常者のほとんどが誤解しているようです。 聴障者が補聴
器をつければ一般の人と同じように物音や話し声を聞き分けることができると思われていますが、実際には全く聞き分けることはでき
ません。 例えば、健聴者は雑踏の中でも聞きたいと思う音や声だけを聞くことが可能ですが、補聴器はすべての音を増幅してしまう
ので、聞き分けることはまったくできません。 運営者@八代幸也も補聴器を持っていますが、あまり役に立たず、もう長いこと使用
していません。 静かなところで1対1でおしゃべりする程度なら役に立つのですが。

聴覚障害についてもっと詳しく知りたい方は、下記のサイトを参考にして下さい。

聴覚障害の基礎知識
http://www1.plala.or.jp/t_nishimura/tyoukaku.htm


聴覚障害者との接し方
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 @あまり形式ばる必要はありません。 一人の人間として接してください。
 A必要以上に気を遣う必要もありません。 苦痛に感じる人もいます。
 B話しかけるときには、その人の前で話してください。 うしろや横から話しかけられても分からない場合があります。
  その場合には肩や腕を軽くたたいて注意を引いたり、その人の前に移動したりしてください。
 C聴障者でもいろんなタイプの人がいます。 それぞれの個性を尊重してください。


手話とは
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聴障者のコミニュケーション方法は筆談・空書などいろいろありますが、一番ポピュラーなのは手話でしょう。

手話とは、聴障者や言葉・声を発することが出来ない人(言語障害者)たちが他人とコミニュケーションを取るために、身振りで単語
を表現して相手に伝える手段の一つで、目に見える言葉(視覚的言語)です。 手話は単なるジェスチャーではなく、手話以外にコミ
ュニケーション手段を持たない人にとって、手話は社会の中で生きていく上で必要不可欠な生活手段でもあります。 しかしながら、
聴障者全員が手話を使えるとは限りません。 手話を使うことに対して抵抗がある人もいますし、手話に興味がない・障害の程度が軽
くて手話に頼る必要がないという人もいます。

手話は身振りだけでなく、指や手の向き・動く方向・スピード・顔の表情なども重要な要素です。 テキストや本に書いてあるとおり
に正確に表現する必要はありませんが、動かす方向や表情の強弱によって意味が違ってきます。 例えば、「嬉しい」を大きな身振り
で表現すると、「とても嬉しい」という意味になります。 健聴者同士の会話では、声の調子でどの程度の感情がこもっているか判断
しますが、手話では身振りの大きさや顔の表情の強弱から判断します。 また、1つの単語にいろんな意味が含まれている単語もかな
りあり、文の流れから単語の意味を判断するのは英語とよく似ています。

現在、手話講習会などで教えている手話と、聴障者が使用している手話は異なっている場合があります。 これは「日本語対応手話」
と「日本手話」の違いです。 手話講習会などで教わる「日本語対応手話」は、日本語の文章に手話の単語を一つずつあてはめるもの
ですが、「日本手話」は日本語とは異なる独自の文法・言語体系を持っており、日本語の文法と一致しません。 他に単語もかなりの
部分で違いがあります。 例として「父」や「母」の場合、「日本語対応手話」では「私」と「父」と2つの表現が必要ですが、「日
本手話」だとある1つの表現だけで「父」や「母」と表現することが可能です。 このように違いがありますので、手話講習会で習い
覚えた「日本語対応手話」で「日本手話」しか知らないろうあ者に話しかけても、意味が通じないということもあります。 今の若い
ろうあ者のほとんどは「日本語対応手話」と接する機会が多くて、両方の手話を覚えていると思います。

手話にも方言があり、地域によって表現方法が異なる単語がたくさんあります。 標準手話を作る動きもありますが、様々な対立など
もあってまだまだ先のことになりそうです。 手話は考えている以上に奥が深く、その魅力は計り知れないものがあります。 現在で
は手話通訳士という資格もあり、社会的認知度も高くなってきています。

NHKの手話ニュースや民放ドラマの「オレンジデイズ」「星の金貨」「君の手がささやいている」などで使われている手話は視聴者
の方々にもわかりやすいようにゆっくりと表現していますが、実際のろうあ者同士での会話は倍以上のスピードで会話しているので、
初心者はそのスピードに追いつけず話の内容がまったく分からないというのが本当のところです。

「You Tube」で指文字を丁寧に教えて下さる方の動画がありますので、興味がございましたらご覧になって下さい。

指文字 あ行・か行
http://www.youtube.com/watch?v=PeEWW33MbnI

指文字 さ行・た行
http://www.youtube.com/watch?v=7nVl4aRIG0Y

指文字 な行・は行
http://www.youtube.com/watch?v=8ApEsedyjHw

指文字 ま行・や行
http://www.youtube.com/watch?v=WRed6Hh1Rog

指文字 ら行・わ行
http://www.youtube.com/watch?v=LzaKp-0_81s

SPEED今井絵理子・たいせつなともだち
http://www.youtube.com/watch?v=n3KpKqWPh38

「You Tube」では他にも手話の単語を教えていたり、手話で歌を歌っていたりしている方々の動画がたくさんありますので、手話に興
味をもたれた方は「You Tube」で手話の魅力に触れてみて下さい♪

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